前回は”その裏側をご紹介”シリーズの”COPYTRACK独自の盗まれた画像の見付け方”で、個々のウェブクローラーの助けを借りてどのようにCOPYTRACKが数百万枚の写真を毎日収集しているかをご紹介しました。もう一つの大事なステップとして、私たちがCOPYTRACKの画像インデックスを通してどのように画像の比較作業が行われているかご紹介します。
画像比較はそのままの画像で大丈夫。
詳細のご説明前に念頭に置いて頂きたいのが、COPYTRACKの画像比較はウォーターマークがある画像でも問題なく、各画像にメタデータを追加したり、画像から他の情報を削除したりする必要もありません。
COPYTRACKは顧客がアップロードしたすべての画像を分析し、それぞれにの個々のフィンガープリントを作成します。しかしどのようにこれら個々のフィンガープリントを作成するのでしょうか?まず最初に画像は白黒の特定サイズに変換されます。そしてこの画像は数百万ピクセルから構成された特定のパターンの個々のアルゴリズムにより検証されます。これを実現するため特別に開発したアルゴリズムそして個々のフィンガープリントの計算を使います。フィンガープリントは画像のピクセルから全パターンのシリーズで構成されます。そしてそれぞれのフィンガープリントはCOPYTRACKの画像インデックスに収納されます。
またCOPYTRACKのウェブクローラーでオンライン上に見つけた全ての画像のフィンガープリントも作成します。そして、マッチングを見つけるために顧客がアップロードした画像に対して、クローラーが見つけた全ての画像を分析します。論理的には、COPYTRACK画像インデックスに全ての集めた画像を追加することもできます。しかしCOPYTRACK画像インデックスでこれらのフィンガープリントを比較することは制限しています。
COPYTRACK画像比較の特別なところはフィンガープリント構成が全パターンのシリーズのため、部分的なマッチも見つけることができます。これによりトリミング、拡大縮小、色の変更や歪曲により大きく修正されていた場合でも画像を識別することができるのです。
見つかった画像はベストマッチを見つけるために個々のフィンガープリントのベースとなる”類似性スコア”を計算します。COPYTRACKユーザーのために非常に類似している画像を見比べるためにオーバーレイ機能を作成しました。この画像の中心の丸を左右にドラッグして試してみてください。
最後に、結果に関連する全ての情報をユーザーにお渡しします。発見したウェブサイトの名前、その画像が公開された日付、サイトの運営者の情報が収集され表示されます。それに加えて、著作権者が要求できる事後ライセンスの見込み金額を計算します。全てのヒットとその追加情報がまとめられ、ユーザーにはCOPYTRACKカスタマーアプリのインボックスで全ての発見が表示され、ユーザーはそれらの手続きを開始することができます。
画像アップロードやCOPYTRACKアプリに関するご質問は、お問い合わせフォームまたはtokyo@copytrack.comまでご連絡ください。
© COPYTRACK | Shiori Nakano