2018/11/28

Update #1810: ユーザーも満足のCOPYTRACKアプリ新機能

写真家、フォトエージェンシー、ブロガーに限らず、時間はかけがえのないものです。したがって、シンプルかつ直感的に操作できる機能を提供する事はCOPYTRACKにとって特に重要な課題です。システムをユーザーの方々にとってより親しみやすく使いやすいものにするため、今回は過去数カ月でアップデートをした新機能のご紹介をいたします。 マッチしていない画像の変更 インボックスにあるヒット内のマッチしていない画像の組み合わせを選択すると、画像の比較画面が現れます。そこで画像を変更するを押すと、現在のオリジナル画像を新しい画像に1クリックで入れ替えることが可能になりました。 画像のアーカイブ 既に提出されたケースの画像をアーカイブ化することにより、COPYTRACKのコレクションから取り除くことが可能になりました。新たに追加されたアーカイブフォルダを使用し、いつでもアーカイブ化された画像を確認することができます。もしアーカイブ内の画像の無断転載を検索したい場合、アーカイブフォルダからコレクションに戻すだけで、今まで通りの検索ができます。 承認ポータルの新機能 COPYTRACKの承認ポータルにアクセスするだけで、画像使用者はわずか数クリックで既にお持ちの有効なライセンスを証明したり、1年の使用許諾がついた事後ライセンスの購入をすることができます。   その他の便利機能:承認ポータルは現在11言語(ドイツ語・英語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語・日本語・中国語・韓国語・フランス語・イタリア語・ポーランド語)に対応しており、クレジットカードやPaypalなど主要な支払い方法にも対応しています。 ライセンス期間を契約日から1年間に短縮 今年の夏から、事後ライセンスは契約期間終了から最大1年間のみ有効になりました。ライセンス期間の終了後に画像使用を継続したい場合は、著作権者に改めて確認、別途ライセンスを得る必要があります。 重要なお知らせはEメールで受け取り可能に 今後はニュースやアップデート情報だけでなく、ケースの進行に関する重要なお知らせをメールで受け取れるようになりました。重要な情報がケースに記載されるとすぐにその内容がEメールで送信されます。そのEメールに返信をするだけでケース内のコメントへの返信ができます。 カラフルなタグ付け タグにお好きな色を付けられるようになりました。これによりタグ付けしたヒットの確認、適切な処理がしやすくなります。システムにより振り分けられたタグもまた色付けされており、ユーザーにとって重要な情報の確認が、より素早くできます。 ご意見、お問い合わせがありましたら、お気軽にウェブサイト上、またはCOPYTRACKアプリからお問い合わせください。新機能についてのあなたのご意見をお待ちしています! COPYTRACKアプリにログイン
2018/11/23

皆既日食画像で40件以上の成功ケース ► 日本人イラストレーターが世界中の無断転載をCOPYTRACKで解決

黒い太陽がミルキーウェイの上に浮かび、その下の惑星は雲に覆われている。この画像はSNSで日食時にシェアされることが多いため、この写真を見たことがある人は少なくないかもしれません。実はこれ画像、国際宇宙ステーション(ISS)から撮影された写真ではなく、宇宙イメージを専門とするイラストレーターのRyuunosuke Takeshige氏の無断転載されたイラストです。彼のEclipse(皆既日食)画像は、世界中で有効なライセンスが無く何度も使用されており、Takeshige氏が怒りたくなるのも無理はありません。今回はTakeshige氏の興味深いお話を聞かせてもらいました。 元を辿りますと、私が幼少期の頃、学校の図書館で見たハッブル宇宙望遠鏡の写真集を見たのがきっかけです。当初は望遠鏡を使って写真集で見たような綺麗な天体写真を撮りたかったのですが、カメラに天体望遠鏡と …とても子供の頃に買える代物ではなかったので、家で宇宙の絵を描くという日々を過ごしていました。その後、ネットの記事で図鑑や論文の挿絵を描くサイエンスイラストレーションという仕事がある知り“これだ!“と思い本格的にEclipseのような幻想的な宇宙の絵を描き始めました。 Takeshige氏がスキルを得るにつれて、作品の精度が上がっていきました。長い年月を経て、彼の情熱を職業に変えることができました。今日では国立天文台や東京大学、イェール大学などにも作品を提供しています。 成功すれば増える無断転載…Takeshige氏も例外ではなかった 光のあるところには、闇もあります。作品がユニークで特別であると、有効なライセンスや著者の許可さえもない無断転載の数は比例してしまうのが現実です。Takeshige氏は自身の経験を以下のように話します。 ネットで画像の無断転載が流行っていると耳にして、Eclipseの出典元に「この画像を無断転載しているサイトを見つけたら私にメールして」と記載したところ、世界中から問い合わせメールがぞくぞくと届くようになりました。1件1件メールの内容を確認すると、殆どが個人が勝手にアイコンとして使用しているという内容だったのですが、中には無断で商業的な商品のパッケージに起用したりや商業的なサイトで広告の一部に使用するという悪質な物も見受けられました。この事態を受け本格的に抗議文を送る等の処置を行っていたのですが、ぞくぞくと問い合わせメールの量が増えていき、最終的には月に60通を超えるメールが届き、まったく仕事にならない事態に発展してしまいました。 COPYTRACKによる無断転載対応 Twitterを見ていた際に画像無断使用者への請求代行が可能なCOPYTRACKというサービスがあると知り直ぐに登録しました。以前は個人でEclipseだけでも数えきれない程の無断使用を確認・処置してきました。COPYTRACKに登録して驚いたのは、画像をアップロードするだけで無断使用者のサイトと見積もり料金が一発で出る点です。また、今まで諦めていた海外の無断使用者に対してもライセンス提案。しかも、英語での対応はほぼ不要で日本語の対応が可能だという点が気軽で良いなと思いました。今回、登録したおかげで今まで費やしてきた時間が大幅に削減できたので、仕事に専念できとても助かっています。個人・企業問わず画像盗用の悩んでいる方は利用する価値が多いにあると思います。 COPYTRACKのサポートにより、Takeshige氏のEclipse画像40件以上のケースに対して世界中の無断使用者が支払いに応じました。 ► Ryuunosuke Takeshige フリーランスのScience Illustrator。天文学を専門とした描いて活動している。X線天文衛星”ひとみ”、スペース探査衛星”あらせ”、火星探査計画”MMX”の公式アートワークを担当。東京大学や国立天文台から発行された論文の挿絵制作を担当(英科学誌”Nature”掲載有り) Ryuunosuke Takeshige氏のその他の作品はこちら
2018/01/10

Instagramが2018年も人気 !フォトグラファー向けニュース&トレンド

年末のクリスマスや大晦日ムードも終わり、街はすっかり元通りです。新年がついにやってきました!今回はこのソーシャルメディアの様々なトレンドをご紹介します。特に フォトグラファー や、オンラインマーケティングだけでなく、写真好きな個人の方にも、人気オンライン写真プラットフォームのトレンドは興味深いものです。このFacebook子会社は月間ユーザー数をなんと8億人にまでもたらし、未だにその成長の終わりがやってくる気配すらありません。多くの個人に加え、特に企業が広告プラットフォームとしてこの人気ネットワークを活用しています。単なる企業用アカウントまたはインフルエンサーによる宣伝としても、未だかつてなくインスタグラムでの宣伝が急上昇しています。ここでCOPYTRACKが重要なInstagramトレンド2018をまとめました。 インスタストーリー 2017年はインスタストーリーの年だったように感じられます。2016年の間はまだスナップチャットが一時的な内容としての最も重要なプラットフォームでしたが、Instagramは昨年、競合他社を追い抜くことができました。作成後24時間で消えてしまうショートビデオの過大広告の終わりは2018年もまだ見えません。マーケティング目的として、このようなコンテンツの方がどうやら適切な理由があり、より内容にフォーカスしているのです。ストーリーはフィードの一番上に位置するため一番目につきます。さらにこのショートストーリーは多くのユーザーに毎日チェックしないと見逃してしまうような気分にさせます。 プロのフォトグラファーにとってもこのタイプのコンテンツはマーケティング目的としてとても有効となり得ます。多くのフォトグラファーが主に作品をInstagramの通常フィードに投稿していますが、ストーリー機能を使用すれば、少し個人的なことや、仕事の裏側を見せたりもできます。 購入ボタン 2017年初めのアップデートの一部として、Instagramは写真共有プラットフォームの未来にとって不可欠な機能を追加しました。ここでは企業がInstagramを通して直接製品を販売することができる「今すぐ購入」機能について説明します。この購入体験以上に簡単なものはありません。提供者のアカウントに充分なフォロワー数、Instagramのビジネスアカウントさえあれば、お気に入りのフォトグラファーの画像をたった数回クリックするだけで購入ができるのです。 この機能は2017年の間はまだテスト段階にありましたが、2018年に人気が高まると予測されます。フォトグラファーは広告プラットフォームを通じて、画像や製品画像を直接顧客に販売する新しいチャンスを得られます。 ライブ配信 インスタストーリーと同様、Instagramのビデオコンテンツの人気はすでに2017年に確立され、2018年には引き続き上昇する見込みです。 インスタライブ配信は飛躍的に増加しており、すぐに終わることはなさそうです。ますます多くの企業が顧客と確実な方法でコミュニケーションをとるためにライブ機能を使用しています。 全般的にインスタストーリーまたはライブ配信を通して、Instagramは明らかにより信頼性にトレンドが出ていることが見られます。これはもちろん現時点のInstagramの向かっている方向性ではないかもしれませんが、とは言ってもより密接なコミュニケーションのための一歩です。 Instagram利用規約への警告 2017年10月15日に発表されたドイツ新聞 “Tagesspiegel”にて、ドイツの消費者団体はInstagramの条件で18の不公平な条件を警告しています。意外なことにInstagramは即座に対応し、欧州連合(EU)の利用者向け利用規約を直ちに改訂することに同意しました。 具体的に変更前の利用規約は、Instagramのいかなる紛争もカリフォルニア州の裁判所においてのみ争われ、ユーザーの居住国の裁判所では争われないことを条件としていました。さらにカリフォルニア州の消費者法だけが適用され、一部に関してはドイツのものよりもずっと緩和された内容となっていました。そして古い利用規約では、Instagramはユーザーの画像や動画を、コンテンツを宣伝する権利を含め広範囲に及ぶ利用権が許可されています。 昨年11月にInstagramの利用規約で上記すべての点が改訂されました。例えば、EUに居住するユーザーには居住権があり、米国企業との紛争は、消費者の居住地にある裁判所で解決する必要があります。加えて、知的財産権はドイツ著作権法が適合されました。ユーザーはInstagramに、投稿したコンテンツの非独占的かつサブライセンス可能な世界的ライセンスを付与することが記載されています。このライセンスは利用規約でInstagramサービス提供のみが目的であることが明確で、ユーザーがコンテンツを削除すると終了します。 Instagramのような100万ドルグループを相手に非難する必要はありませんが、Instagramが迷わず利用規約に適切な変更を加えたことは非常に好印象です。 COPYTRACKは、2018年にその他どんなトレンドや動向が出てくるのか、よりフェアな写真業界への道のりでCOPYTRACKのお客様をサポートできる新たな年を楽しみにしています。それでは、 2018年も良い年になりますように! © COPYTRACK | Shiori Nakano